「蒲公英」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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スマホやパソコンに慣れてしまい、漢字の読み書きが疎(うと)くなってしまった今日この頃。『ヤバいな』と思いつつも、機械に頼ってしまうのは私だけではないでしょう。

書けない漢字の方が多いのですが、読めない難読漢字も沢山あります。当て字のことが多いでしょう。その中でも、あなたは「蒲公英」は読めますか?

熟語は、絶対に漢字よりも平仮名で書いた方が意味に合っていると思います。もう少しかわいい漢字に当て字をしても良かったのではないかと、勝手に思ってしまいます。

この記事では、「蒲公英」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。

 

 

「蒲公英」の意味と語源

 

「蒲公英」の意味

 

それでは「蒲公英」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「蒲公英」は「たんぽぽ」と読みます。

「蒲公英」とは、「キク科タンポポ属の多年草の総称」という意味です。

春になると何処でも生えている、主に黄色い花を咲かせる「タンポポ」のことです。

 

「蒲公英」の語源

 

続いて「蒲公英」の語源をご紹介します。

中国では「ほこうえい」と読み、漢方薬として大活躍しています。

「たんぽぽ」とは日本での名前で、「蒲公英」の漢字に当てたものです。何故「たんぽぽ」という名前になったのかというと、一つの説は花の終わったあとの綿毛が、書や絵を描く時に使用する「タンポ」という墨をポンポンとつけて描く道具に似ているところからです。「タンポ穂(たんぽぽ)」と呼ばれるようになったということと、別の説は「タンポポ」の茎は切って縦に裂き、水に浸けるとくるんと反り返り「鼓(つづみ)」という日本の楽器に似ており、「たん、ぽぽ、ぽん」と音をだすことから「たんぽぽ」と呼ばれたということです。

日本に元々ある在来種と、外国から明治以降にきた外来種があります。

在来種は春先にだけ見られます。種を作るためには他の株から花粉を運んでもらう必要があるので同じ品種で群生しているのですが、外来種は自分だけで種を作ることができるのであちこちで年中見ることができます。

ということは、夏や秋に見る「蒲公英」は概ね外来種だということですね。

 

 

「蒲公英」の使い方

 

次に「蒲公英」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

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  1. 「河原に咲く蒲公英が春を告げる」
  2. 「一面の黄色い蒲公英畑が綿毛で白く染まった」
  3. 「蒲公英は中国で漢方薬として使用され、健胃薬や利尿剤として重宝されている」
  4. 「男性に知ってる花の名前を聞くと、蒲公英とチューリップと答える人が多いよ」
  5. 「蒲公英は、日本で一番ポピュラーな花なのかもしれないね」

 

「蒲公英」は、漢字よりカタカナや平仮名で表示することが多いかもしれません。

「蒲公英が(咲いている)」「蒲公英の(花だらけだ)」などと使われることが多いですね。

 

 

「蒲公英」の類義語と英語表現

 

最後に「蒲公英」の類義語、英語表現をご紹介します。

 

「蒲公英」の類義語

 

「蒲公英」の類義語をご紹介します。

「蒲公英」のような植物の難読漢字を並べてみました。

  • 山葡萄(やまぶどう)
  • 車前草(おおばこ)
  • 女郎花(おみなえし)

 

上記の中でも「車前草」「女郎花」は多年生植物(二年以上にわたり個体が生育する植物)です。難読漢字として脳トレ問題に出てきそうな漢字ですね。

 

「蒲公英」の英語表現

 

では次に「蒲公英」の英語表現をご紹介します。

  • Dandelion(蒲公英)

【例文】

  • Dandelions are still in full bloom in various places even after they have bloomed(たんぽぽは咲いた後も色々場所で咲き誇る)

 

「Dandelion(ダンデライオン)」は、英語で「タンポポ」です。「蒲公英」の花がライオンの鬣(たてがみ)に見えるからと思った人も多いのではないでしょうか。実は「ダンデ」は「歯」という意味です。「蒲公英」の花がライオンの歯のようだから「ダンデライオン」ということなんです。

 

 

まとめ:意外と知らない漢字

 

以上、「蒲公英」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 たんぽぽ
意味 キク科タンポポ属の多年草の総称
語源 中国の「蒲公英(ほこうえい)」に日本の「たんぽぽ」を当て字したもの
類義語 ・山葡萄(やまぶどう)
・車前草(おおばこ)
・女郎花(おみなえし)
英語表現 dandelion(蒲公英)

 

「蒲公英」は漢字での表現をすることが少ないですが、読み方と漢字を覚えておくと「おっ、この人できるな」と思われることがあるでしょう。

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