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初めて旅行する街でも住み慣れた街でも、入ったことのない小路ってありませんか?
そのような小路を探検するのが私は大好きで、「こんな店があるんだな」と改めて発見することがあります。これを通り抜けられる道であればまた次の小路に入っていけるのですが、さんざん歩いて「袋小路」になっているところがあるのです。
そうなると、戻って同じ風景をまた見なければなりません。探検がこの瞬間終わってしまった気になります。「袋小路」になっていると少しガッカリします。
では、なぜ「袋小路」だとガッカリするのか?戻らなければならないのか?
この記事では「袋小路」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「袋小路」の意味と語源
「袋小路」の意味
それでは「袋小路」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「袋小路」は「ふくろこうじ」と読みます。
「袋小路」とは「行き止まりになっている路地、物事が行き詰っている」という意味です。
追いつめられる場合にも使われます。
「袋小路」に入ると行き止まりですから、来た道を戻らなければなりません。前に進むことができないのです。
「袋小路」の語源
続いて「袋小路」の語源をご紹介します。
「袋小路」とは、文字通り「袋状の小路」ということです。
袋は入口が一つしかありません。ですから出口も一緒です。そのような小さな路地は通り抜けることはできない道で、後戻りするしかないのです。
「袋小路」とは行き止まりの道のことを言います。これが転じて物事が行き詰まることを「袋小路に入る」などと言うようになりました。
「袋小路」の英語表現と類義語
「袋小路」の英語の表現
次に「袋小路」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Blind alley(袋小路)
【例文】
- Cornered until the cul-de-sac(袋小路まで追い詰めた)
- I entered the blind alley and was not appeared(袋小路に入ってしまい出られなくなった)
「Blind」は「目の不自由な、盲目の」という意味がありますが、他に「行き止まりの、(道路などの)見通しがきかない」という意味があり、「袋小路」の場合は後者の意味になります。「alley」は「路地」という意味です。
「袋小路」の類義語
「袋小路」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 行き詰り (ゆきづまり)
- 手詰まり(てづまり)
「行き詰り」は「道が遮(さえぎ)られ、それ以上進めなくなった場所」という意味です。道路工事などで使用されるほか、物事を事情により進められない場合にも使用します。
「袋小路」との違いですが「行き詰り」は道が遮(さえぎ)られているので、通常なら通れる道が繋がっているという意味になります。
「手詰まり」とは「打つ手段が無くなる」ということです。手段がないというのは次に進めないということで「袋小路」の「物事が行き詰まる」ことと同じですね。
「袋小路」の使い方
最後に「袋小路」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「犯人を袋小路まで追い込んで逮捕した」
- 「お客さん、この先は袋小路になっているから通り抜けできないよ」
- 「袋小路の道が多い土地で道に迷ってしまい、出られなくなった」
- 「この状況はまさに袋小路で、プランが進まなくなってしまった」
- 「私の人生は袋小路で順調に進んでいると思えば、急に行き止まりになってしまう」
「袋小路」は、入っても進めない道やそのような状況を表す時に使われます。
「袋小路に(入った)」「袋小路へ(追い込んだ)」などと使用される場合が多いですね。
「袋小路」に入っても大丈夫
「袋小路」に入ると、入ってきたところから出なければ外へ出れません。
Uターンするのは面倒で大変ですが、そうやって道を間違えたり立ち止まって考えることで道を覚えて「袋小路」へ入ることは少なくなると思います。
「袋小路」へ入ったとしても落ち着いてリセットすれば大丈夫です。
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