「魚河岸」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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あなたは「魚河岸」が、どんな意味かご存知ですか?見た目、漢字のイメージとしては「魚が川岸を泳いでいる」感じでしょうか。それとも「魚を川岸で釣ろうとする」イメージですか?どちらにしても生きている魚のイメージが強いですね。新鮮な感じがします。釣った魚を岸にあげたような絵を想像します。
「魚河岸」は見たことや聞いたことはある言葉でも、あなた自身はひょっとしたら使用したことは、ないのではないでしょうか。
この記事では「魚河岸」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「魚河岸」の意味と語源

「魚河岸」の意味

それでは「魚河岸」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「魚河岸」は「うおがし」と読みます。
「魚河岸」とは「中央卸売市場」「魚市場のある河岸」という意味です。
魚介類を売る市場のことを言います。築地や豊洲市場を指します。

「魚河岸」の語源

続いて「魚河岸」の語源をご紹介します。

「魚河岸」は「魚市場がある河岸(かがん)」のことを言い、江戸時代に日本橋から江戸橋にかけての川岸沿いに魚市場があったことが由来とされています。日本橋の魚市場は、幕府の特許を得て魚問屋が営業していました。「魚河岸」は、江戸幕府に納める魚の余りを一般に販売したことが始まりです。
大正12年まで日本橋にありましたが、関東大震災で被災し築地に移転しました。築地に移転後は「中央卸売市場」と呼ばれています。現在は豊洲市場となっています。

「魚河岸」の「河岸(かし)」とは「川や運河または湖、沼の岸にできた港や船着場」のことを言いますが、元々は「かし」と平仮名で、言葉の由来は船を繋いでおく棒や杭(くい)のことを言います。

「魚河岸」の英語表現と類義語

「魚河岸」の英語の表現

次に「魚河岸」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

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  • riverside fish market(魚河岸)

【例文】

  • I lay in stock of a fish in a riverside fish market(魚河岸で魚を仕入れてくる)
  • Because I lay in stock of this shop from the riverside fish market directly, a fish is fresh(この店は魚河岸から直接仕入れているから魚が新鮮だ)

「riverside」は「川岸」「河畔」という意味で、川の横や河川敷のようなところを指します。「fish market」は「魚市場」や「魚屋さん」のことを言います。

「魚河岸」の類義語

「魚河岸」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 魚市場(うおいちば)

「魚市場」は「魚介類を取引する市場」という意味です。
漁師さんが鮮魚店・卸問屋・個人店などと魚の取引をします。「魚市場」は日本全国に沢山存在します。
しかし、「魚河岸」は東京の「中央卸売市場」のことを指します。

 

「魚河岸」の使い方

最後に「魚河岸」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「朝一で、魚河岸から活きのいいのを仕入れてきた」
  2. 「魚河岸の人はみんな威勢がよく、きっぷのいい人ばかりで圧倒された」
  3. 「おっかさんの病に、魚河岸で仕入れたマグロはどうだい?」
  4. 「年末の魚河岸は、毎年すごく賑わっている」
  5. 「魚河岸に行って、一番いい鯛を買ってきてお祝いごとに使いたい」

「魚河岸」は市場のことなので、一般の会話ではあまり使用する機会が少ないでしょう。
「魚河岸で(仕入れる)」「魚河岸に(行く)」などと使用されることが多いですね。

 

「魚河岸」を使ってみる

「魚河岸」を普段あまり使うことはないでしょう。「河岸(かし)」と言う人はいるかもしれませんが、魚の販売に関係している人以外では馴染みは無いようです。
しかし、「中央卸売市場」を「魚河岸」と呼ぶのも「粋」な感じです。場外市場もありますので、お買い物や見学をする時は「魚河岸行こうよ」「魚河岸で魚を買ってこよう」とお友達を誘っても良いですね。活きのいいお魚があなたを待っていますよ。

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