「冬将軍」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

私は「冬将軍」と「鍋奉行」は似たような意味を持つ言葉かと思っていました。どちらも、武士ですし、「鍋=冬」なイメージだからです。「鍋奉行」は「鍋料理を仕切る人」のことだとわかりました。しかし天気予報でよく「冬将軍」と耳にするので、「冬将軍」は食べ物ではないようですね。
将軍と付くからには人ではないかと思ってしまいます。どんな武士?雪国の人でしょうか、それとも心の冷たい極悪人を指すのでしょうか。
この記事では「冬将軍」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「冬将軍」の意味と語源

「冬将軍」の意味

それでは「冬将軍」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「冬将軍」は「ふゆしょうぐん」と読みます。
「冬将軍」とは「冬の寒さを擬人化した言葉」という意味です。
特に、冬の強い寒気のことを表すことが多いです。

「冬将軍」の語源

続いて「冬将軍」の語源をご紹介します。

「冬将軍」の語源は「General Frost」という英語です。
フランスの軍人ナポレオン・ボナパルトがロシアへ攻めた、1812年のロシア戦役時のことでした。フランス軍は初め有利に戦いを進めていましたが、ロシア側は広大な土地を利用し焦土作戦を始めたのです。焦土作戦は敵に食糧などが行き渡らないように、自国の土地を焼野原にしてしまう作戦です。ロシアはこれを繰り返し、兵力を温存していました。満足な食糧や寝床も確保できず戦いの馬の餌も無いので馬も次々と命を落としていく頃、厳しい冬がやってきたのです。この年のロシアの冬の訪れは例年より早く、更に厳しい寒さだったということです。そうなれば、兵士の士気も下がり、ロシアの首都モスクワをせっかく占拠していたにも関わらず、フランス軍は撤退を余儀なくされたのです。フランス軍の兵士たちはロシア軍にかなりやられてしまい、無事にフランスまで帰れた兵士たちはわずかだったとも言われています。
このような出来事をイギリスの新聞で「General Frost」にフランスは負けたと表現され、日本に伝わった時に訳された言葉が「冬将軍」なのです。
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「冬将軍」の英語表現と類義語

「冬将軍」の英語の表現

次に「冬将軍」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • General Frost(冬将軍)
  • Winter general(冬将軍)

【例文】

  • Winter General came this year too(今年も冬将軍がやってきた)
  • Winter generals sit in the sky(冬将軍が空に居座る)

「general」は「全般」という意味がありますが、ここでは「大将」「将軍」と訳されます。
最近は日本でも「General manager」といって管理職の肩書として使用する企業が増えてきていますね。
「General Frost」は直訳すると「霜将軍」なのですが、日本に入ってきて「冬将軍」と訳されました。

「冬将軍」の類義語

「冬将軍」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • シベリア気団(しべりあきだん)

「シベリア気団」とは「冬にシベリアの大陸に居座る低温で乾燥している気団」という意味で、「シベリア気団」を「冬将軍」と呼ぶこともあります。

 

「冬将軍」の使い方

最後に「冬将軍」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「今年も冬将軍がやってくる」
  2. 「いよいよ、冬将軍が現れ始める季節となった」
  3. 「明日の日本は冬将軍がやってきて、今年一番の寒さになるでしょう」
  4. 「冬将軍が上空に居座っているので、この一週間は極寒です」
  5. 「冬将軍はまだまだ去って行かないようで、春はもう少し先になりそうです」

「冬将軍」は、気象予報士さんがよく使っていますね。
「冬将軍が(やってくる)」「冬将軍が(居座る)」などと使わることが多いです。

 

「冬将軍」は最強

フランス軍に勝利した「冬将軍」は最強です。寒さは体が動かなくなりますし、食料も育たない、気持ちも下がります。
人間はほんの少しでも春がやってくるからこそ、生きる喜びがあるのではないでしょうか。
そんな春は「冬将軍」がいつまでも居座っていると、やって来ません。「冬将軍」とは最強に手ごわい奴なのです。

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