目次
この記事は、約5分で読むことができます。
「自分は何故、あの人と比べて劣っているのだろうか」と悩み苦しんでいる人はたくさんいますよね。仕事・容姿・性格など、人と比べることはたくさんあります。私も同僚に同じ名前の人がいまして、どうして何でも私より詳しいのだろうか?私の興味を持っていることもそれ以外のことも何でも詳しく、そしてそれを周りの人に発信していく力もすごくて圧倒されます。かなりの「劣等感」を抱いてしまいます。しかし、その人はその人で名前が同じだけで私とは違う人だし、私にもその人より優れているところが一つくらいはあるだろうと前向きな考えで過ごしています。
この記事では「劣等感」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「劣等感」の意味と語源
「劣等感」の意味
それでは「劣等感」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「劣等感」は「れっとうかん」と読みます。
「劣等感」とは「他人よりも劣っていると感じること」という意味です。
自分と他人を比べて、自分の欠点を悲観してしまう気持ちです。
「劣等感」の語源
続いて「劣等感」の語源をご紹介します。
次に「等」は「ひとしい」「おなじ」「程度」という意味です。「なかま」ということも表します。
最後は「感」です。これは「心を動かす」という意味があります。物事に接することで心が動くのです。
「劣等感」というのは「程度が水準よりも劣っていると感じる」ということです。
これは他人が自分に感じるものではなく、自分が他と比べて感じる気持ちでマイナスなものの考え方なのです。
「劣等感」の英語表現と類義語
「劣等感」の英語の表現
次に「劣等感」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- inferiority complex(劣等感、引け目)
【例文】
- I learned an inferiority complex for the first time(私は初めて劣等感を覚えた)
- I am a lump of the inferiority complex(僕は劣等感の固まりだ)
「inferiority」という英語は「劣等」「下級」という意味です。「complex」は「複雑な」「入り組んだ」という意味で、日本では単純に「complex」を「コンプレックス」と言い「劣等感」という意味で使用されています。「complex」は「inferiority complex」の略です。
「劣等感」の類義語
「劣等感」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 引け目(ひけめ)
「引け目」とは「他人と比べて自分が劣っていると意識する」という意味で、「劣等」と同じ意味を持っています。「劣等」が生まれると「引け目」を感じるのです。
「劣等感」の使い方
最後に「劣等感」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼は劣等感から、最初から同じ土俵で戦うことはしなかった」
- 「私はいつも兄に劣等感を持ち、親の期待も裏切ってきた」
- 「劣等感があったからこそ、今の仕事で成功できた」
- 「彼は何でも器用にこなし、劣等感とは縁遠いような気がする」
- 「僕は器用に何でもこなすと言われるけれど、恋愛について劣等感は人一倍ある」
「劣等感」は人間のマイナスな感情ですが、マイナスはどんどんプラスにしていくことが可能です。
「劣等感が(強い)」「劣等感を(抱いていた)」などと使われることが多いですね。
「劣等感」は誰にでもある
「劣等感」は他人と比べて劣っていると勝手に自分が思ってしまう感情です。大抵の人は「劣等感」があります。マイナス思考の固まりのような「劣等感」ですが、この感情があるお陰で、努力したり諦めて別なことで大成功したりと良いこともたくさんあるのです。
「劣等感」を持っても、そこに留まらないでください。人と同じことをしたってうまく行く保証はありません。あなたのやり方で人生を進めて行くのです。仕事も、恋も、趣味もです。
「劣等感」は誰にでもあるので、あなたが誰かに「劣等感」を抱いていたとしたら、その反対で誰かがあなたに「劣等感」を抱いているかもしれません。
コメントを残す