「氷河期」とは？意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

突然ですが、あなたは「氷河期」を知っていますか？
私は体験しています。ただし「就職氷河期」ですけどね。私は比較的のんびり構えているので、周りのピリピリした状況が痛々しかったです。
「氷河期」と聞くと、イメージは氷です。とてもじゃないけど、人間なんて生きていけないのではないかと思う氷の世界。この先、「氷河期」が来ると困ります。地球環境の「氷河期」も身近な生活環境の「氷河期」もどちらも困難に陥ってしまいます。
この記事では「氷河期」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「氷河期」の意味と語源

「氷河期」の意味

それでは「氷河期」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「氷河期」は「ひょうがき」と読みます。
「氷河期」とは「氷期（ひょうき）」「氷河時代の中で氷床が拡大していた時期」という意味です。
「氷河期」は「氷期」や「氷河時代」の中の期間をあらわす他に、「就職氷河期」などと、就職が困難になり、求人が凍結してしまった時期のことを表現することも多いです。「何か困難な状況が続く」ことを意味します。

「氷河期」の語源

続いて「氷河期」の語源をご紹介します。

「氷河期」は一般的によく聞かれる言葉ではあるものの、実際には「氷河時代」や「氷期」を表わしています。どちらも、いつぐらいの前のことなのかハッキリはしていませんが、地球の陸上が氷で覆われていた時代です。
それまで生きていた動物は、みんないなくなってしまいます。生きることが難しい時代です。そんな時代から、「〇〇氷河期」と呼ばれる言葉が派生しました。身近な言葉では「就職氷河期」です。日本のバブル崩壊時代頃から景気が下がり、求人が急激に減りました。高卒で就職をするのは大変な時代と言われたのです。大学へ進学しても難しいと言われました。
「氷河期」というのは、「どうすることもできなく困難で難しい期間」を表します。

「氷河期」の英語表現と類義語

「氷河期」の英語の表現

次に「氷河期」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

• glacial epoch（氷期）

【例文】

• The big mammals of the throat which was a big dinosaur have disappeared in a glacial epoch（氷河期で大きな恐竜なのどの大きな哺乳類が消えてしまった）
• What kind of creature would there be for a glacial epoch?（氷河期にはどんな生き物がいたのだろう？）

「glacial」は「氷のように」「冷淡な」「冷たい」という意味があります。「epoch」とは「新時代」「新紀元」「画期的」という意味です。
他にも「Ice age」「glacial age」など「氷河期」を表す単語はあります。

「氷河期」の類義語

「氷河期」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

• 冬枯れ（ふゆがれ）

「冬枯れ」は「冬になり草木が枯れ寂しくなること」を言います。転じて「2月ころの客足が途絶える時期」を表します。寒さが賑わいを抑えてしまうことは「氷河期」と似ています。

「氷河期」の使い方

最後に「氷河期」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

1. 「どうして氷河期は起こったのだろうか」
2. 「氷河期の研究から、人類誕生を知ることが出来るでしょう」
3. 「私は就職氷河期の世代です。当時は、周りが必死に就活していました」
4. 「今は結婚氷河期と言われるくらい、日本では結婚をする人が減っています」
5. 「私たちは氷河期を乗り越えて、今は幸せに暮らしている」

「氷河期」は凍りついた地球の時代を表すだけではなく、凍りついた状況が長く続くことを表わします。
「（就職）氷河期」「（結婚）氷河期」などと使われることが多いですね。

「氷河期」でも諦めるな

「氷河期」は凍りついて停滞することを表わす言葉です。
溶けるまでどうにもならないように思われますが、あきらめないでください。
自分に情熱があれば時間はかかっても溶かすことができます。情熱が無くなれば冷気が勝ち、自分も凍ってしまいます。
前向きな心、信念を持ち続けてください。