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結論の出ていないことは、世の中に山ほどありますよね。
そして結論が出た時、人間の創造を遥かに超えた答えが出ることも多いです。
結論が出ないものは「未知数」として表されます。
「数」というと何となく難しい数学的なことを思い浮かべ、数学が苦手な方は敬遠されるかもしれませんね。
しかし、「未知数」は数学だけの話ではないのです。普段の会話でもたくさん使用されています。
この記事では「未知数」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「未知数」の意味と語源
「未知数」の意味
それでは、「未知数」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「未知数」は「みちすう」と読みます。
「未知数」とは「数式などで値がまだ解らない数」「将来の予想がつかない」という意味です。
想像がつかない未来のことなどを表す言葉で使われます。
「未知数」の語源
続いて「未知数」の語源をご紹介します。
「未知数」を二つの言葉に分けてご説明します。
まずは「未知」ですが、「未だ知らないこと」「未だ知られていない」ということです。
「未」は「まだ」ということ、「知」とは「知る」「わかる」「さとる」という意味です。
次に「数」は「物の順序を表す」「物がいくつあるか表す言葉」ということです。
「未知数」は「いくつあるかまだわからない」ということになりますね。
「未知数」は答えが出ていないものを表すことができますので、曖昧な答えを伝えたい場合に使用できます。
「未知数」の英語表現と類義語
「未知数」の英語の表現
次に「未知数」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- unknown(未知数)
【例文】
- His talent is unknown(彼の才能は未知数だ)
- I try to calculate unknown quantity(未知数を割り出してみる)
「unknown」は「未知の」「見知らぬ」ということです。
また、「未確認」という意味で使用されることもあります。
他にも「未知数」は「unknown letter」と表すこともあります。
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「未知数」の類義語
「未知数」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 不明(ふめい)
- 不透明(ふとうめい)
「不明」は「はっきりと解らないこと」「明らかになっていないこと」という意味です。
「詳細不明」「使途不明」などと使用されます。
「未知数」は未来のことが解らないということに対し、「不明」は過去のことも含まれます。
「不透明」は「透き通っている状態ではない」ということですが、比喩的な使い方をされることが多いです。
「不透明な政治」や「お金の動きが不透明」などと、「情勢がはっきり見渡せない状態」の場合に使われます。
「無限大」という記事を書きました。こちらも前向きな意味での「未知数」の類義語と言えます。
「無限大」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】
「未知数」の使い方
最後に、「未知数」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「明日、このイベントに参加する人数は未知数なので、ノベルティの準備も未知数だ」
- 「今年の台風は次から次と発生し、この先もどのくらいくるか未知数だ」
- 「先生が出した方程式の問題は、難しくて未知数の状態のままです」
- 「実験は成功した。彼らはこの先も未知数の結論を追うだろう」
- 「子供の才能は未知数なので、親がどんどん伸ばすように導いてあげなければならない」
「未知数」は方程式などのまだ出ていない答えを表すほか、予測のつかない未来も表します。
「未知数を(求めた)」「(予測不能の)未知数」などと使用されることが多いですね。
こちらの「青天井」もビジネスの世界では、前向きな意味での「未知数」と同じ使い方をします。
「青天井」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】
希望の「未知数」
「未知数」は未来の数字です。桁外れな数字になることもあります。
私たちには予測不能なことが多いです。この先の未来を数字で表すとしたら、現段階では予想でしかありません。
希望が持てるような将来の物事の「未知数」は、どんどん伸びていただきたいものです。
反対に暗くなるような「未知数」は少な目になることを祈ります。
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