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あなたは運命の分かれ目に立ったことはありますか?生活していると運命の分かれ目は毎日あるはずですが、私たちはそれに気が付かずに過ごしているのかもしれませんね。でも、はっきり運命の分かれ目が分かっていて、これを誤ると大変なことになることもありますよね。自分の運命が大きく変わる「瀬戸際」のことです。この「瀬戸際」は、命さえも落とす危険のある分かれ目ですから慎重に行きたいところですね。
ところで「瀬戸際」というのは「瀬戸内海」に何か関係しているのでしょうか。
この記事では「瀬戸際」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「瀬戸際」の意味と語源
「瀬戸際」の意味
それでは「瀬戸際」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「瀬戸際」は「せとぎわ」と読みます。
「瀬戸際」とは「勝ち負けや成功・失敗など、出来事の境目」という意味です。
運命の分かれ目になるような境目のことを言います。
「瀬戸際」の語源
続いて「瀬戸際」の語源をご紹介します。
「際」は陸地と海の境目を表し、狭くなっている海と陸地の境目の部分を「瀬戸際」と言います。
「瀬戸内海」というのが日本の中国地方と四国地方の間にありますね。あの「瀬戸内海」は、いくつかの海峡があり確かに海と陸地が狭いところなのですが、「瀬戸」は「瀬戸内海」が語源ではありません。むしろその逆で、「瀬戸内海」は「狭門」という狭い海峡が元になって「瀬戸内海」と呼ばれているのです。
「瀬戸際」の英語表現と類義語
「瀬戸際」の英語の表現
次に「瀬戸際」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- brink(瀬戸際)
【例文】
- He was made to stand on the brink of life(彼は人生の瀬戸際に立たされた)
- It is not possible to pull out the mind on whether or lose the brink win(勝つか負けるかの瀬戸際で気を抜くことができない)
「brink」は「瀬戸際」の他に「崖っぷち」や「水際」という意味もあり、どちらも「後がないギリギリの際」のことを表しています。
「瀬戸際」の類義語
「瀬戸際」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 土壇場 (どたんば)
- 剣ヶ峰(けんがみね)
「土壇場」とは「物事の決断を迫られる、切羽詰まった状態」という意味で元は江戸時代の「首切り場」のことをいいました。
「剣ヶ峰」は「絶体絶命のギリギリの状態」という意味で、富士山の山頂の火口付近が語源となっています。
「土壇場」の記事はこちらをどうぞ。
「瀬戸際」の使い方
最後に「瀬戸際」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「一度、人生の瀬戸際に立たされた人間は強くなる」
- 「命の瀬戸際で僕が選択したことは、間違っていなかった」
- 「ここが勝負の瀬戸際だから、集中して頑張ろう」
- 「瀬戸際に立たされて初めて、大切なものが何かを思い知らされた」
- 「この瀬戸際は運命の分かれ道だ。これを間違えると後がない」
「瀬戸際」は、人生を左右してしまうほどの大きな物事の分かれ道の時に使用されます。
「瀬戸際に(立つ)」「(勝負の)瀬戸際だ」などと使用することが多いですね。
「瀬戸際」は境目
「瀬戸際」は物事の大切な選択を迫られる時や、ギリギリのところに立たされる場合に使うので、精神的にも物理的にも使用されることがあります。どちらも選択を誤ると命に関わることもありますので、慎重に考えたいところですね。
「瀬戸際」に立たされるようなことはなるべく避けたいものですが、「瀬戸際」で成功すれば喜びは何倍も大きくなりますし、失敗をしたとしても人間として大きな成長するでしょう。
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