目次
この記事は、約5分で読むことができます。
あなたは「弁慶」って知っていますか?日本史では有名な人物ですよね。「弁慶」はとても強い人でした。でも、それ以上に源義経は強いんですよ。さて、誰が一番強いのでしょうか。
「弁慶」とつく言葉が色々あります。その中に「内弁慶」という言葉があります。聞いたことはありますか?使ったこともあるかもしれませんね。よく使われる言葉でも曖昧に意味を覚えていたり、語源を知らずに使っていたりすることもあと思います。この機会に「内弁慶」という言葉をもっと深く知りましょう。
この記事では「内弁慶」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「内弁慶」の意味と語源
「内弁慶」の意味
それでは「内弁慶」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「内弁慶」は「うちべんけい」と読みます。
「内弁慶」とは「家の中では強がっているけれど、外では意気地なしな人」という意味です。
仲間内では威張り散らしているけれど、他の人の前では大人しい態度をとる人のことも「内弁慶」と言います。
「内弁慶」の語源
続いて「内弁慶」の語源をご紹介します。
そして大変強かったのです。そこから、家の中で強がっている人のことを「内弁慶」と呼ぶようになりました。
また、「弁慶」と付く言葉は「内弁慶」の他にもあります。
「弁慶ほどの強い者でも攻撃されると痛い脛(すね)」を表した「弁慶の泣き所」や義経を敵から守るため敵の矢を全身に浴び立ったままで逝ってしまったことから「弁慶の立往生」という言葉もあります。
「内弁慶」の英語表現と類義語
「内弁慶」の英語の表現
次に「内弁慶」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Vainglorious(内弁慶)
【例文】
- He seems vainglorious(彼は内弁慶らしいよ)
- You That’s surprisingly vainglorious(あなたは意外と内弁慶だね)
「Vainglorious」という単語は「内弁慶」という意味の他に「うぬぼれの強い」「虚栄心の強い」ということも表します。「Vainglorious」は自分を強く、大きく見せたいという場合に使われます。
「内弁慶」の類義語
「内弁慶」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 陰弁慶 (かげべんけい)
「内弁慶」は「家で強がる」「仲間内で強がる」のに対し「陰弁慶」は「ひとのいない所で強がる」という意味です。世の中は意外と「陰弁慶」の人が多いような気がします。
「内弁慶」の使い方
最後に「内弁慶」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「実は私、内弁慶なんですよ。家に帰ると態度デカいんです」
- 「うちの犬は内弁慶で飼い主には威張り散らしているけど、お散歩に行くと意気地がないんです」
- 「上司は人当たり良くペコペコしているけれど、内弁慶だという噂がある」
- 「息子の内弁慶をどうにかして治したい」
- 「彼が家で内弁慶だなんて、イメージダウンなんですけど」
「内弁慶」はうちの中で強がっている人に使われますが、あまり良いイメージではないですね。
「(彼は)内弁慶だ」「内弁慶な(人)」などと使用される場合が多いですね。
「内弁慶」はたくさんいる
家に帰ると外とは全く違う態度で強がる人はたくさんいると思います。それがその人の「素」なのです。外ではやはり、社会的なことがあるので態度が大きいとか、強く物を言うことを控えている人が多いのです。その反動で家では甘えなのか、強い態度に出るのではないでしょうか。
「内弁慶」の人はたくさんいるとは思いますが、度がすぎると家の人まで離れていきますので、自分が「内弁慶」かもしれないと思ったら外でも家でも同じくらいの態度で接してみましょう。もちろん、外の態度と同じようにですよ。
コメントを残す