「没交渉」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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あなたは「没交渉」という言葉の意味をご存知でしょうか。「交渉が無くなった」「交渉していた話がボツになった」という意味だと思っていませんか?間違えではありませんが、そこまでややこしい言葉ではないのです。ネットや新聞の記事で「没交渉」と出てくるとなんだか「交渉決裂か?」と思ってしまいそうですが、少しニュアンスが違います。
実はニュースだけではなく、普段の会話でも十分使える言葉なのですよ。では「没交渉」とはどんな意味で使われる言葉なのでしょうか。
この記事では「没交渉」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「没交渉」の意味と語源

「没交渉」の意味

それでは「没交渉」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「没交渉」は「ぼっこうしょう」と読みます。
「没交渉」とは「無関係なこと」「交渉がない」という意味です。
相手と関わり合いを持たないことを表わします。

「没交渉」の語源

続いて「没交渉」の語源をご紹介します。

「没交渉」を2つの言葉に分けてご説明します。まずは「没」という漢字ですが、意味は「水に落ちて沈む」「地中に埋もれる」ということと、他には「亡くなること」「落ちぶれる」「無くなる」という意味もあります。
次に「交渉」ですが、「関わり合い」「関係」「話し合い」などを意味します。
「没交渉」は「話し合いが無くなる」という意味よりも「関わり合いが無くなる」という意味で使われることが多いです。
一見、堅苦しいイメージの三字熟語ですが、人と人同士、国と国、企業と企業などの繋がりが無くなり無関係を指す言葉なのです。

「没交渉」の英語表現と類義語

「没交渉」の英語の表現

次に「没交渉」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • lack of relation(没交渉)

【例文】

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  • Father is lack of relation for 20 years(父とは20年前から没交渉だ)
  • I describe a painting in lack of relation from the world and live(私は世間から没交渉で絵を描いて生活している)

「lack of relation」は「関係不足」という意味があります。「lack」は「欠如」、「relation」は「関係」という意味です。
他にも「independence」「death negotiations」という英語でも「没交渉」を表すことがあります。

「没交渉」の類義語

「没交渉」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 風馬牛(ふうばぎゅう)

「風馬牛」とは「自分とは無関係」「無関係な態度をとる」という意味で、語源は「慕いあう馬や牛の雄雌が会いたくても会えないほど遠く離れている」ということから転じ「無関係」という意味になったのです。

 

「没交渉」の使い方

最後に「没交渉」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼女の親から交際に反対され、没交渉のまま結婚してしまった」
  2. 「娘とは没交渉のまま数十年経ってしまっているが、今頃どうしているのか」
  3. 「長年、隣国と没交渉で話し合いは停止したままなのです」
  4. 「噂によるとあの夫婦はずっと没交渉だったらしいが、最近話し合いをして離婚したらしい」
  5. 「僕は仕事を辞めてから、世間から没交渉で過ごしてきている」

「没交渉」は相手と無関係になる、関わり合いを持たないことを意味します。
「没交渉の(まま)」「没交渉で(過ごす)」などと使われることが多いですね。

 

覚えておこう「没交渉」

「没交渉」は人と人同士の関係性だけを表す言葉ではありません。国同士、企業同士などでも使われます。ですから、難しい言葉のように思えますが、要するに「関係ありません」ということですね。
新聞などで「没交渉」を見かけた時には「関係ないのね~」と、これからはすぐに意味が通じるはずです。「何の交渉が無くなったのだろう?」などと頭を悩ませる必要はありません。「没交渉」は覚えておくと便利な言葉の一つなのです。

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