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私はテレビのサスペンスドラマをよく見てしまいます。話の内容は大体いつもパターン化していて、終盤の残り30分くらいに犯人とお話をして逮捕に至るのです。そして話は「ハッピーエンド」で終わります。面白いか?と聞かれると困りますが、深く考えずに見られるので気持ちが楽ですし、何よりハッピーエンドで終わるところが私は好きです。
ハリウッド映画も大体ハッピーエンドで終わってくれるので、ハラハラはしますが「この人は命を落とすことはないだろう」と思い、落ち着いてみていられますね。「大団円」のストーリーは安心感があります。
この記事では「大団円」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「大団円」の意味と語源
「大団円」の意味
それでは「大団円」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「大団円」は「だいだんえん」と読みます。
「大団円」とは「すべてが、めでたく収まる最後の部分」という意味です。
演劇、小説、物事がめでたく解決する最終的な局面のことを表します。
「大団円」の語源
続いて「大団円」の語源をご紹介します。
つまり「大団円」は盛り上がっているクライマックスの部分ということです。
「大団円」の英語表現と類義語
「大団円」の英語の表現
次に「大団円」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- grand finale(大団円)
【例文】
- The stage was over in a grand finale(舞台は大団円に終わった)
- The life wants to make a grand finale(人生は大団円にしたい)
「grand finale」は「大詰め」という意味もあります。「grand」は「壮大な」「雄大な」という意味があり、「finale」はイタリア語が起源で「最後」ということで主に芸術的な分野の最終的な段階で使用されます。日本語でも「フィナーレ」と使うことがありますね。
「大団円」の類義語
「大団円」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 大切り(おおぎり)
「大切り」とは「大きく切り分けること」「物事の最終」「寄席の最後の出し物」という意味があります。「切」という字が、縁起が良くないので「大喜利」と書くようになりました。「大切り」は「大喜利」の語源ということです。
「大団円」の使い方
最後に「大団円」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「この小説の主人公が大好きなので、大団円で終わってほしい」
- 「二人の恋愛話は、大団円になってほしいと願う」
- 「何度も見ている舞台だけど、いつも大団円で終わるところが素晴らしいと思う」
- 「大団円のドラマじゃなければ、気分が悪くて見たくない」
- 「全て良い方向で収まってきたので、大団円で終わるだろう」
「大団円」は全てが良いところで収まるポジティブな言葉です。
「大団円で(終わる)」「大団円に(なる)」などと使用されることが多いですね。
「大団円」はハッピーエンド
演劇や小説や映画、それに物事が後味悪いところで終焉を迎える時には「大団円」は使用しません。また、話に続きがありそうな場合も「大団円」を使用することは少ないです。
話の最後がひとまとまりにハッピーエンドで終わる時に使用されるのです。
ですから、演劇や小説だけではなく、自分の人生も「大団円」に向かって突き進んでいるといいなと思います。そのお話を作るのは自分なので難しいですが、やりがいはありますよね。
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