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私はフランスのパリに憧れていた時があります。シャンゼリゼ通りを、フランスパンを持って「凱旋門」を目指して歩きたいと夢見ていました。実際に行った時にパンは持って歩きませんでしたが、私の想像をはるかに超えた「凱旋門」でした。門というので何かの建物の「門」のようなイメージでしたが、車の行き交う中心に位置しており、ものすごく通行の邪魔なのでは?と思ってしまったのです。どこに入っていく「門」なのか、その時は不思議でした。
この記事では「凱旋門」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「凱旋門」の意味と語源
「凱旋門」の意味
それでは「凱旋門」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「凱旋門」は「がいせんもん」と読みます。
「凱旋門」とは「軍事的勝利をした軍を迎える記念として作られた門」という意味です。
帰還してくる軍隊を出迎えるために作られた門のことを言います。
「凱旋門」の語源
続いて「凱旋門」の語源をご紹介します。
「凱旋門」はパリだけではなく、古いもので古代ローマ時代からあったようで現存するものは「コンスタンティヌスの凱旋門」です。
「凱旋」という言葉の意味は「戦いに勝利し帰還すること」です。「凱」という漢字には「戦いで勝ったときに奏でる音楽」という意味が転じた「かちどき」という意味があります。「旋」は「廻る(めぐる)」という意味ですから、「勝利の喜びの音楽を奏でながら廻る」ということに「入口」という意味の「門」がついたのですね。
「凱旋門」の英語表現と類義語
「凱旋門」の英語の表現
次に「凱旋門」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- triumphal arch(凱旋門)
【例文】
- I return for a triumphal arch(凱旋門を目指して帰る)
- One of the guides of the sightseeing is a triumphal arch(観光のお目当てのひとつは凱旋門だ)
「triumphal」は「勝利の」「凱旋の」という意味の英語です。「arch」は「弓形の門」「弓形の建物」または「つちふまず」のことを言います。
「triumphal arch」を直訳すると「勝利の弓形の門」ということになりますね。
「凱旋門」の類義語
「凱旋門」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 仁王門(におうもん)
- 鐘楼門(しょうろうもん)
「仁王門」は「お寺で仁王像が立つ門」のことを言います。
「鐘楼門」とは「寺院、教会で鐘を設置するためにできた建物」ということです。
どちらの門も何かの建物の一部です。「凱旋門」は「凱旋門」という建物だけで独立して建てられています。
「凱旋門」の使い方
最後に「凱旋門」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「パリの観光地の代表格と言えば、凱旋門とエッフェル塔かな」
- 「いつか凱旋門を通り抜けてみたい」
- 「戦いの勝利を祝って、凱旋門が建設された」
- 「凱旋門を中心として、放射状にパリの道は伸びている」
- 「エトワール凱旋門は、上がることができて眺めは良いそうです」
「凱旋門」は世界的に有名な建物ですね。
「凱旋門を(目指す)」「凱旋門まで(歩く)」などと使われることが多いですね。
「凱旋門」は世界中にあります
「凱旋門」は、フランス・パリだけにあるものではありませんでした。「凱旋門」と名前に付かなくても同じように戦いの勝利をお祝いして建てられた建造物は世界中にたくさんあります。
日本にも、「凱旋門」の役割と同じものが過去にはたくさんありました。無くなってしまった凱旋門ももちろんあります。世界中の「凱旋門」と歴史を探るのも面白いかもしれませんね。
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