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他人が仕事をしている姿は、傍から見ると簡単そうに楽々で作業しているように見えませんか?ベテランで天職なのではないかと思う職人さん、パソコン操作が速い事務員さん、人とコミュニケーションを上手にとる営業マンや販売員さん。
どんな職業の人もプロだなと思うことが多いです。でも、その人たちにお話を聞いてみると、意外と「不得手」な仕事もあるということで驚きました。いとも簡単に、やってのけているように思えて、実は「不得手」なことがあるというのが更にプロだなと感じましたね。
この記事では「不得手」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「不得手」の意味と語源
「不得手」の意味
それでは「不得手」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「不得手」は「ふえて」と読みます。
「不得手」とは「得意ではないこと」という意味です。
ある作業や動作、物事が好みではない、嗜まないということです。
「不得手」の語源
続いて「不得手」の語源をご紹介します。
芸事や技術を身に付ける際に、万人が同じようにできるわけではありません。普段の生活や学問、習い事でも苦手な事柄は誰にでもあることです。そのような場合に「不得手」と使われてきました。
「不得手」の英語表現と類義語
「不得手」の英語の表現
次に「不得手」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- weak(不得手)
【例文】
- I am weak in this work(私はこの作業が不得手だ)
- There is several that a human being is weak in everybody(人間は誰しも不得手なことがいくつかある)
「weak」とは「弱い」「虚弱な」という意味があります。よく「weak points」という使われ方をする言葉で意味は「弱点」ということです。
他にも「poor hand」や「inept」などという英語でも「不得手」という意味になります。
「不得手」の類義語
「不得手」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 不得意(ふとくい)
「不得意」は「得意」の打消しの言葉で「得意ではないこと」「自信がもてない」という意味で使われます。「得意」というのは「自信に満ち溢れている」「思い通りに満足する」ということです。
「不得手」の使い方
最後に「不得手」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「人はそれぞれ得手不得手というのがあるから、出来ないことは悔やまないように」
- 「家事が不得手と言うだけで、できないことはない」
- 「私はメロンが不得手な食べ物なので、高価なメロンは隣の人にあげます」
- 「動物は好きなのですが、ヘビだけはどうしても不得手です」
- 「彼はずっとしゃべっている人で、静けさが不得手だそうです」
「不得手」は出来る事柄であっても自分が好まないことに対して使用されます。
「(得手)不得手なこと」「(この仕事は)不得手だ」などと使われることが多いですね。
「不得手」でも自信を持つ
「不得手」はある物事が出来ないという訳ではなく、「好まない」ということでした。しかし、本人が好まないというだけで凄く立派にこなしている人は大勢います。「不得手」と物事が「出来る」「出来ない」は全く関係ないということなのですね。
もしあなたが何か「不得手」な事柄があるというのでしたら、自信を持ってみてください。自分が思うよりも周りが高評価してくれているかもしれません。自信を持つことで「得手」につながることもありますよ。
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