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家庭の決め事も、学校も仕事も、友人間の決め事も、世の中のほとんどが「多数決」で決められているんじゃないかと言うくらい「多数決」は大活躍です。物事を決める時に「多数決」以外の決め方って何があるんだろう?と思うくらいです。
「多数決」を使うことが簡単で一番解りやすいのではないでしょうか。しかし、「長いものには巻かれろ」的に、多くの意見に賛同していれば間違えが無いんじゃないかと言う人もいますし「難しいことはよく解らないから、考えたくない」という人もたくさんの意見に賛同してしまいがちで、物事を深く考えることが減ってきているのではないかと思います。
この記事では「多数決」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「多数決」の意味と語源
「多数決」の意味
それでは「多数決」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「多数決」は「たすうけつ」と読みます。
「多数決」とは「会議や集会で多数派の意見を採用する方式のこと」という意味です。
多くの同じ意見で物事を決めることです。
「多数決」の語源
続いて「多数決」の語源をご紹介します。
「多」は「数がいくつもある」「たくさん」という意味で、「数」は「かず」「物のかず」「はかりごと」という意味があります。
「決」は「きめる」「まとめる」「相談する」ということです。
「多数決」というのは「数多いもので決めること」「数が多いものでまとめる」ということなのです。
「多数決」は民主主義において物事を決める時の元となっていますが、必ずしも「多数決」が平等という訳ではありませんし、少数の意見の中にも見落としてはならないことが沢山あることも事実です。
「多数決」の英語表現と類義語
「多数決」の英語の表現
次に「多数決」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Decision by majority
【例文】
- I decide the destination of the trip by decision by majority(旅行の行先を多数決で決める)
- The election is decision by majority(選挙は多数決だ)
「Decision」は「決定」「決断」「決心」という意味です。「majority」は「大多数」「過半数」という意味です。他にも「Majority rule」という英語で「多数決」を表すこともあります。
「多数決」の類義語
「多数決」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 過半数(かはんすう)
「過半数」は「全体の半分よりも数が多い」という意味です。「多数決」は概ね「過半数」以上で物事が決まることが多いです。
「多数決」の使い方
最後に「多数決」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「我が家のルールは多数決で決まったんだから、それに従って欲しい」
- 「多数決で、明日の晩御飯は焼肉にすることに決定しました」
- 「学級委員を多数決で決めるから、人気のある人に票が集まる」
- 「そんなことも多数決で決めるのは、おかしいと思う」
- 「どうせ多数決で決めるのだから、僕の意見なんて聞いてもらえないよ」
「多数決」は物事を決める場合に早く解りやすい方法です。
「多数決で(決める)」「多数決を(採用する)」などと使うことが多いですね。
「多数決」は早く決める手段
「多数決」は小さい頃から物事を決める時のルールとして使われています。学校でも何かを決める時は多数決で決めることが多いですよね。一番多い意見を採用するというのは平等な気もしますが、実はそうではない時もあるので気を付けなければなりません。
少数意見にこそ大切なことがあり、「多数決」というのはそのような少数意見を見落としてしまい、単に早く物事を決めるだけの手段となっているのです。
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