「出不精」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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以前の私は1日一回でも外出しないと嫌だと思っていて、何かに取り残されるんじゃないかと不安だったものです。休日に家から一歩も出ないなんて考えられないと思っていました。
しかし、最近は「外へ出かけるのは面倒くさいな~」と思うようになり、完全な「出不精」になってしまったのです。着替えてコンビニエンスストアにさえ行くのが面倒なのですから。。こうなった理由は家の中で様々なことが楽しめる環境になったからだと思います。
ところで「出不精」って、よく見聞きしますがどんなことでしょうか?
この記事では「出不精」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「出不精」の意味と語源

「出不精」の意味

それでは「出不精」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「出不精」は「でぶしょう」と読みます。
「出不精」とは「外出をするのが面倒な人」「外出したがらないこと」という意味です。
「出無精」と書く場合もあり、意味は同じです。

「出不精」の語源

続いて「出不精」の語源をご紹介します。
「出不精」の字を分けて説明していきます。

まず「出」という漢字ですが、「外へ出る」「出身、生まれ」ということです。
「不精」は「精を出さないこと」「なまけること」「面倒くさがること」という意味です。「不精髭(ぶしょうひげ)」という言葉があるように、面倒くさくて剃らない髭のことをそのように表現します。
「出不精」は「出」ということを打ち消す言葉の「不精」と合わさり、「外へ出ることを面倒くさがる」という意味になります。

余談ですが、「出不精」は太っている人のことを表す「デブ」の語源とも言われています。「デブ」の語源は諸説あり、江戸時代に太っている人が「でぶでぶ」と言われていたことが有力な説ですが、「出不精」も「外出が面倒」ということから「動くのが面倒な人」となり、「動くのが面倒な人は太る傾向がある」という考えから「出不精」の一部を取って「デブ」となったのではないかという話があります。

「出不精」の英語表現と類義語

「出不精」英語の表現

次に「出不精」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

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  • stay-at-home(出不精)

【例文】

  • He became stay-at-home after he broke a foot(彼は足を骨折してから出不精になった)
  • Of the house is too comfortable, and seem to become stay-at-home(家の居心地が良すぎて出不精になりそうです)

「stay」は「滞在」「とどまる」という意味で「at-home」は「家に」という意味です。「stay-at-home」は「家にとどまる」と直訳されます。

「出不精」の類義語

「出不精」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 外出嫌い(がいしゅつぎらい)
  • 筆不精(ふでぶしょう)

「外出嫌い」はそのままの意味で「外出が嫌いな人」で「めったに外に出かけない人」のことを言います。「出不精」の意味と言っても良いでしょう。
「筆不精」は「出不精」の意味とは異なりますが、「不精」の使い方が一緒です。意味は「手紙や文章などものを書くことを面倒がること」やそのような人のことをいいます。

「筆不精」の記事はこちらにまとめていますので、ご一緒にどうぞ。

「出不精」の使い方

最後に「出不精」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「私は中学校の頃から、段々と出不精になってしまった」
  2. 「出不精だから、休日はいつも家にいますよ」
  3. 「出不精の私を変えたのは、彼女だった」
  4. 「父も母もインドア派で、根っからの出不精だ」
  5. 「出不精だけど、毎日ウォーキングだけは欠かさないです」

「出不精」は、「外出が面倒な人」を表す時に使用します。
「出不精(だけど、だから)」「出不精の(私)」などと使われる場合が多いですね。

 

「出不精」の時代

今の日本人は外へ出かけて遊ぶより、家の中で遊ぶ人が多いのではないでしょうか。遊び以外でもほとんどのことが家の中で完結するのです。仕事も、お買い物も、遊びもです。
「出不精」は外出が面倒くさいところから出来た言葉で、あまり良いイメージが無いように思いましたが、日本のあらゆるシステムが「出不精」の人口を増やし「出不精」の時代がやってきたのだと思います。
私自身も「出不精」です。外でも楽しいことは沢山ありますが、家の中でも得られる幸せは沢山ありますよね。

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