「生半可」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

スポンサーリンク

この記事は、約6分で読むことができます。


あなたは、知ったかぶりをすることはありますか?私はたまにありますね。

このように書いていても本当は「恥ずかしい事」だなと思います。

 

知らないなら「なにそれ?」って聞けばいいのに知ったふりをするんです。

話が深いところまで行かないうちに話の内容を変えるか、その場から立ち去ります。

頻繁に知ったかぶりをしているわけではありませんよ。たまにです。

でもこの知ったかぶり、後で大変なことになる場合もあるのです。

この記事では「生半可」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

「生半可」の意味と語源

 

「生半可」の意味

 

最初に、「生半可」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが「生半可」は「なまはんか」と読みます。

「生半可」とは「物事が中途半端」という意味です。

物事がいい加減で不十分なことを表しています。

 

 

「生半可」の語源

 

続いて「生半可」の語源をご紹介します。

「生半可」を2つに分けて説明します。

まず、「生」は「中途半端」「不十分」という意味です。「熟していない」ということも表しています。

次に「半可」は「半可通(はんかつう)」という言葉が略されたもので、「半可通」は「よく知りもしないで知ったふりをする」という意味です。

「食通」など物事を深くしっている「通」のふりをすることですね。江戸時代の人は「粋」なふりをする人を「半可通」と呼んだそうです。

その「半可通」と「生」が合わさり、「生半可」という言葉になりました。「中途半端な通のふりをする」という意味です。

 

ちなみに北海道弁で「はんかくさい」という言葉があるのですが「恥知らず」や「あほくさい」という意味で使用されています。

この「はんかくさい」も「通のふりをした場合」など「はんかくさい奴」と使われるので「半可通」の親戚かもしれませんね。

 

 

 

「生半可」の英語表現と類義語

 

「生半可」の英語表現

 

次に「生半可」の英語表現をご紹介します。

  • Superficial(生半可な)

【例文】

  • I do not want you to participate in this project with a superficial feeling(このプロジェクトには生半可な気持ちで参加してほしくない)
  • A superficial action causes the accident(生半可な行動が事故の元になるのだ)

 

「Superficial」は「表面的な」「うわべだけの」という意味があり、覚悟のない中途半端なことで使用されます。

他にも「softheaded」「screwball」が「生半可」という意味を持つ単語として使用されることがあります。

スポンサーリンク

 

 

「生半可」の類義語

 

それでは、「生半可」の類義語をご紹介します。

  • 付焼刃(つけやきば)

 

「付焼刃」とは「一時の間に合わせ」「にわかな知識」ということで、何かをする時に一時的に覚えたりした知識のこと、「その場しのぎ」ということです。

 

「付焼刃」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「付焼刃」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

 

 

 

「生半可」の使い方

 

最後に、「生半可」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼らは、生半可な友情で結ばれていない」
  2. 「無人島には、生半可な気持ちでは渡れない」
  3. 「命がかかっているので、冬山に登るには生半可では行けない」
  4. 「生半可な気持ちだから、こんなに大きなミスを連発したんだ」
  5. 「この仕事は、生半可な決意では取り組めないよ」

 

「生半可」な状態で物事を進めると痛い目に会うことがあります。

「生半可な(気持ち)」「生半可(ではだめ)」などと使用されることが多いですね。

 

 

まとめ:「生半可」は良いことがありません

以上、「生半可」についてご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 なまはんか
意味 物事が中途半端ということ
語源 「生」は「中途半端」「不十分」、「半可」=「半可通(はんかつう)」という言葉(よく知りもしないで知ったふりをする)の略
英語表現 Superficial(表面的な)
類義語 付焼刃(つけやきば)

 

物事のやることなすこと一生懸命だと疲れてしまいますが、ここぞという大切な時には「生半可」は捨てて、しっかりと取り組まなければいけませんね。

「生半可」だと当然悪い結果が待っていることが多いので、物事を始める時はその「物事」をしっかりと熟知してから取り組みましょう。

そうすることで次のステップにも進みやすく、トントン拍子で進んでいくものですよ。

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です