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若い人はなぜ「生意気」と言われることが多いのでしょうか。少なからず、私も「生意気」と言われたことがあります。「生意気」なことを言っているつもりは本人にはないのですが、やっぱり傍から見たり聞いたりすると「生意気」なのでしょうね。年齢が若いというのは、それだけ信用が浅いということなのでしょうか。
ところで「生意気」という言葉は普段の言葉でも良く使用します。しかし、「生意気」という言葉がどのようにして出来たのか、などは知っている人が少ないでしょう。
この記事では「生意気」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「生意気」の意味と語源
「生意気」の意味
それでは「生意気」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「生意気」は「なまいき」と読みます。
「生意気」とは「自分の能力、年齢を考えないで得意げに発言したり、行動したりすること」という意味です。
差し出がましい言動をすることですね。
「生意気」の語源
続いて「生意気」の語源をご紹介します。
次に「生意気」の「生」という意味は中途半端ということです。「生乾き」「半生」「生煮え」「生ぬるい」など、熟していない状態を言います。つまり「生意気」は「やる気」が中途半端だとか、「意気込み」が不十分のことを表しています。
「生意気」はある物事に置いて十分な経験や年齢、能力が備わっていいない「半生」な状態ということを意味しています。
若い人が「生意気」と言われるのは大人になっておらず、年齢が不十分なこと、経験も中途半端なことが多いからですね。
「生意気」の英語表現と類義語
「生意気」の英語の表現
次に「生意気」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Impertinent(生意気)
- Brazen(生意気)
【例文】
- The son does not recover from an impertinent manner(息子は生意気な態度が直らない)
- The next child always holds impertinent greetings(隣の子供はいつも生意気な挨拶をする)
「Impertinent」は「偉そうに」「出しゃばった」ということです。「Brazen」は「厚かましい」「図々しい」という意味もあります。
「生意気」の類義語
「生意気」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 猪口才(ちょこざい)
- ずうずうしい
「猪口才」は「小生意気」「小賢しい」という意味です。
「ずうずうしい」は「他人に迷惑をかけても平気でいる」ということです。厚かましい人、自分勝手な人のことを言います。
「猪口才」の記事は、こちらをどうぞ。
「生意気」の使い方
最後に「生意気」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「三才の子は、生意気なことばかり言う可愛い子供です」
- 「あの頃は生意気なことばかりして、親に迷惑ばかりかけていた」
- 「新人は大した仕事もできないくせに生意気だ」
- 「生意気な口ばっかり叩いてないで、早く手を動かしなさい」
- 「生意気だった息子は、親思いの優しい子に育ってくれた」
「生意気」は自分の能力に合っていない言動をする時に使われます。
「生意気な(口)」「(あいつは)生意気だ」などと使用することが多いですね。
若いだけで「生意気」
年を取ると「生意気」と言われなくなりますよね。それは謙虚に物事を判断して行動していることもありますが、ある程度年を取った人に「生意気」と言っても仕方がないという気持ちもあるでしょう。
若い人が正当なことを言うと「生意気」と言われてしまいます。それって、きっと「生意気」なことを言われた人が、受け入れられない部分があるのではないでしょうか。年下の人に正当なことを言われても、気に入らないということが多いのかもしれませんね。
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