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仕事をしている上で、新しい仕事を任されることがありますよね。「え?今更、自分にそんな仕事が回ってくるの?」とベテランだと思っている自分に物足りない仕事が回ってくることはないでしょうか。「これは自分が舐められているのではないか」と考えてしまいます。
こんな簡単な仕事誰でもできるし、私じゃなくても良いのではないかと不満に思うのです。ちょっとおごった考え方かもしれませんが、ベテランになればなる程そのように考えてしまうことはあるようです。
この記事では「役不足」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「役不足」の意味と語源
「役不足」の意味
それでは「役不足」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「役不足」は「やくぶそく」と読みます。
「役不足」とは「与えられた役が物足りないと不満に思う」という意味です。
自分の力量よりも役目が不足していると感じ、自分が軽んじられていると思うことです。
「役不足」の語源
続いて「役不足」の語源をご紹介します。
しかし、近年は間違った使い方をする人も多く、「自分にはこのような大役はできない」という「力不足」と混同してしまう人もいます。
役不足は役を与えた人に対して、自分はもっと上手であるという不満ですが「力不足」は自分の力ではこんなに大変な役目は無理だと思う不満です。
「役不足」の英語表現と類義語
「役不足」の英語の表現
次に「役不足」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Dissatisfaction(役不足)
【例文】
- I felt this position with dissatisfaction(僕はこの役を役不足と感じた)
- I looked seem to be dissatisfied with him when it was dissatisfaction(彼は役不足だと不満げな顔をした)
「Dissatisfaction」は「不満」という意味があります。「Lack of role」や「dissatisfaction with the work (role) given to one」という英語で「役不足」を表すこともあります。
「役不足」の類義語
「役不足」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 不満足(ふまんぞく)
「不満足」は「満足していない」「満足できない」という意味です。役だけではなく、様々な事柄で「不満足」は使用できますね。
「役不足」の使い方
最後に「役不足」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼はこの役を役不足だと怒っていたけれど、この役は物語の重要なキャスティングだと私は思う」
- 「僕はこんな役不足な仕事をしたくて、この会社に入ったわけではない」
- 「役不足と言うのであれば、今回は君に降りてもらうよ」
- 「自分の力も知らずに、役不足だと起こるのは恥ずかしい」
- 「役不足は、力不足と間違えてしまいがちだ」
「役不足」は自分がその役目では物足りないと思うことです。
「役不足な(仕事)」「役不足を(不服に思う)」などと使われることが多いですね。
「役不足」と思う前に考えましょう
「役不足」だと不満に思う人は、自分のことを充分わかっていない人ですね。本当に自分という人間を分かっている人であれば、「役不足」と思っていても、表にはその不満は出さず、与えられた役割をそれ以上に勤め上げることが出来る人です。
チョイ役の中でも光ることができる人こそ、自分の役割をしっかりと見極めることが出来る人なのです。不満に思っている人は、何故その役が自分に与えられたのかを考えるべきなのではないでしょうか。きっとあなたにしかできない役があるのです。
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