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あなたのまわりに天才はいますか?
私の周りに天才はいないように思えます。ですが「天才肌」の人は結構います。仕事の先輩に数人、友人の中にもいます。
天才とまでは行かないのですが、「この人は天才なのでは?」と思う人は周りを観察すると思った以上にいるものです。ひょっとしたら、あなたが「天才肌」かも、いや「天才」かもしれませんね。
この記事では、「天才肌」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。
「天才肌」の意味と語源
「天才肌」の意味
最初に、「天才肌」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「天才肌」は「てんさいはだ」と読みます。
「天才肌」とは、「天才かと思うほどの才能を持った人」という意味です。
天才かもしれないと思わせるような雰囲気を持ったり、結果を出したりしている人を表わしており、「天才」と言い切っているわけではありません。
「天才肌」の語源
続いて、「天才肌」の語源をご紹介します。
まず「天才」の説明ですが、「天性の才能」ということで、持って生まれた優れた才能のことで、努力でどうにかなる能力ではありません。
もちろん「天才」の人も努力をしているとは思いますが、「天才」の人は最初から少し行動するだけで普通の人とは全く違う動きや考えをするものなのです。
そして「肌」ですが、「人の体を覆う表皮」「物の表皮」のことを表わす他、「気質」「気性」という意味があります。「天才肌」では「気質」や「気性」の意味で使われております。
「研究者肌」「学者肌」「親分肌」などと使われ、『研究者っぽい』『研究者に合っている』『学者っぽい』『学者のような』『親分っぽい』『親分みたいな』という意味で使用されています。
決して、「研究者」「学者」「親分」を表わしているわけではありません。「天才肌」も同じです。
「天才」かもしれない人のことを表わしています。
「天才肌」の使い方
次に、「天才肌」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「うちの技術部には、天才肌がひとりいるんだ」
- 「天才肌の君には、凡人の気持ちは理解できないかもしれない」
- 「初めてのスケートで、転ばずに滑れる彼は天才肌だ」
- 「彼は、周りの人から少し浮いて見える天才肌なところがある」
- 「父は天才肌と呼ばれた選手だったが、それが僕にはプレッシャーだ」
「天才肌」は、「この人ちょっと普通の人とは違うな」と感じた時に使われます。
「天才肌の(人)」「天才肌と(呼ばれる)」などと使用されることが多いですね。
「天才肌」の類義語と英語表現
「天才肌」の類義語
それでは、「天才肌」の類義語をご紹介します。
- 鬼才(きさい)
- 神業的(かみわざてき)
「鬼才」とは、「人とは思われないほどに優れた才能を持っている人」という意味です。
「神業的」は、「神が行う技のようだ」「人間を超えた能力のようだ」ということで、どちらも人の行うことからかけ離れた能力の持ち主のことを表現しています。
こちらの「不世出」も「めったに世には現れることが無いほど優れている」という意味で、類義語と言えます。
「不世出」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】
「天才肌」の英語表現
最後に、「天才肌」の英語表現をご紹介します。
- Genius skin(天才肌)
- Seeming like a genius(天才肌)
【例文】
- I cannot beat you of the genius skin throughout the life(天才肌の君には一生勝てない)
- I want to see his skill called the genius skin(天才肌と呼ばれる彼の技を見てみたい)
「Genius」は、「天才」「鬼才」「素質」という意味です。身近なところでは、英語の辞書のタイトルでも使われています。
「Seeming like a genius」の「Seeming like」は「~のようにみえる」という訳になります。
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まとめ:「天才肌」の人は、実は・・・
以上、「天才肌」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | てんさいはだ |
意味 | 天才かと思うほどの才能を持った人 |
語源 | 天才は「天性の才能」ということ、そのような「気質」ということから「気質」を「肌」で表現した。 |
類義語 | ・鬼才(きさい) ・神業的(かみわざてき) |
英語表現 | ・Genius skin(天才肌) ・Seeming like a genius(天才のように見える) |
「天才肌」の人は、もしかしたら本当に「天才」かもしれません。
しかし、それをすんなりと認められない普通の人が多いのかもしれませんね。
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